FRP成型
石膏型にFRPを施す前に下準備としてワックスを塗布します。
石膏からFRPを離型しやすくする目的で行います。
方法としては通常、水離型とワックスを使用する二種ありますが、今回は石膏がよく乾いていることもあり、ワックスを使用します。
脱型時にFRPに石膏が接着してしまうと、その後の作業の手間が多くなってしまいます。
次にゲルコートを塗布。
ゲルコートはFRPの表面になる部分です。
FRP(強化プラスチック)は複合材です。ガラス繊維に樹脂を含ませて固めたものです。
繊維を樹脂で含浸させていきます。
通常、この含浸を1層から3層まで行います。層が厚くなるほど強靭になります。
今回のゆりーとは2層です。
3層はより強度を持たせたい対象に施します。
分割されていた型を合わせます。合わせの部分にもガラスマットを貼り、しっかり固定させます。
尻尾にあたるパーツは折れやすいのでLアングルで補強しました。
本体の補強も後の工程にて行います。